駐車場での事件と言えば、やはり車上狙いやタイヤやアルミホイールを狙った犯罪、あるいは車に傷を付ける犯罪が多いのでしょうが、実は、駐車場での殺傷事件や、駐車場の人目に付きにくい場所に遺体が放置されていたという事件も少なくありません。

最近は、繁華街の駐車場に置かれたゴミ箱から生後間もない赤ちゃんが発見され、死亡が確認されたという事件がありました。
見つかったのは、午後6時半頃ということですが、おそらく暗くなるのを待って遺棄したものだと思いますが、黒色の手提げかばんの中に入れられていたということで、おそらく駐車場の防犯カメラ、そして駐車場に向かう黒色の手提げかばんを持った人物が周辺の防犯カメラに映っていないか、といった捜査が行われることになるのでしょう。

実はこの繁華街は東京の歌舞伎町ということであり、かなりたくさんの駐車場があるかと思いますが、自宅用の駐車場と違って、繁華街や商業施設の駐車場ともなれば防犯カメラも多く、こういった犯罪を捜査する際に防犯カメラが役立つということです。
もちろん、繁華街の駐車場の防犯カメラも、もともとは車上狙いなどを防止するために設置されているのでしょうが、犯罪の多様化で防犯カメラの役目も変わってくるものかもしれません。

たとえば、コンビニや店舗の駐車場の防犯カメラに、駐車場前の道路上での交通事故の様子が映っていたり、強盗犯の逃げる車が駐車場の防犯カメラに映ってたというニュースもあります。
事件や事故が発生した際に、たとえ周辺に人がいたとしても、その瞬間を目にしていることは少なく、目撃者よりも防犯カメラが役立つことの方が多いかもしれません。